LAN施工の確認用工具

LANチェッカーの使い方と見方

LANチェッカーは、かしめ後の導通確認と配線順チェックに使う道具です。LEDの順番を見るだけでも、結線ミスや断線の切り分けがしやすくなります。

向いている人

  • LANプラグを自分でかしめる人
  • 親機・子機タイプの見方を知りたい人
  • LEDの順番で何を判断できるか整理したい人

注意したい人

  • 通信速度や品質まで測れると思っている人
  • LEDが点けば完全に問題なしと判断している人
  • 結線順の基本をまだ確認していない人

先に結論

  • LANチェッカーは 配線順と導通 を見る道具
  • 1〜8が順番通りなら 配線順はおおむねOK
  • 番号飛びは 断線・接触不良の疑い
  • 通信速度や品質は 別の確認が必要

この記事でわかること

LANチェッカーは「かしめた後の確認」を早くする道具です

LANチェッカーは、LANケーブルを作ったあとに、芯線が正しい順番でつながっているか、断線や接触不良の疑いがないかを確認するために使います。

親機と子機にケーブルを挿し、LEDの1〜8が順番どおりに流れるかを見るのが基本です。

LANチェッカーの見方を案内する技術者キャラクター
まずは配線順とLEDの見方を押さえると、かしめ後の確認がかなり早くなります。

最初に覚えること

LANチェッカーは通信品質を全部判断する道具ではありません。まずは「導通しているか」「1〜8の配線順が合っているか」を確認する道具として使います。

先輩の案内役

先輩LANチェッカーは、かしめた後に「順番どおりにつながっているか」を見る道具だよ。

新人の案内役

新人LEDが1から8まで順番に光るかを見るんですね。通信速度まで分かるわけではない、と。

先輩の案内役

先輩そう。まずは導通と配線順の確認。速度や品質は、必要に応じて別の確認をするイメージだね。

使い方は3ステップ

親機・子機タイプのLANチェッカーなら、基本の流れはシンプルです。

LANチェッカーの使い方を3ステップで示した図
親機・子機に接続し、LED 1〜8の順番を見るだけで、導通確認と配線順チェックがしやすくなります。

1. 親機と子機に挿す

確認したいLANケーブルの両端を、親機と子機に接続します。

2. 電源を入れる

チェッカーの電源を入れて、LEDが順番に流れるかを見ます。

3. 1〜8を見る

1〜8が同じ順番で点灯するか、番号飛びや入れ替わりがないかを確認します。

4. 異常時はかしめ直す

番号飛びや入れ替わりがある時は、コネクタ処理や芯線の順番を見直します。

LEDの見方は「順番・飛び・入れ替わり」

LEDの状態を見ることで、配線順ミスや断線の疑いに気づきやすくなります。

LEDの状態 判断 現場で見るポイント
1〜8が順番どおり OK 導通と配線順はおおむね問題なさそうです。
番号が飛ぶ 断線・接触不良の疑い 芯線が奥まで入っていない、圧着不足、断線などを疑います。
番号が入れ替わる 結線順ミスの疑い T568Bなどの順番を見直し、かしめ直しを検討します。
片側だけ点かない 圧着不良・芯線不足の疑い コネクタ内で芯線が届いていない可能性があります。

T568Bの順番

LANかしめでは、結線順を覚えてからチェッカーで確認する流れにするとミスを減らしやすいです。

T568Bの順番

1 橙白2 橙3 緑白4 青5 青白6 緑7 茶白8 茶

覚え方は自分に合う形でOK

「オレシ・オレンジ・ミドシ・アオ・アオシ・ミドリ・チャシロ・チャ」のように、自分が思い出しやすい言い方で覚えておくと現場で迷いにくいです。

LANチェッカーで分かること・分からないこと

LANチェッカーは端末処理の確認に強い道具です。通信性能そのものの評価とは分けて考えます。

LANチェッカーで分かることと分からないことを整理した図
LEDの順番ズレ・飛び・片側不点灯は判断しやすく、通信速度や回線品質は別の確認が必要です。
項目 判断しやすいこと 補足
分かること 導通確認、配線順、断線や結線ミスの疑い LEDの流れで判断しやすいです。
分からないこと 通信速度、回線品質、ノイズ原因の詳細 必要に応じて別の測定器や上位機種で確認します。

参考動画

LEDの流れやLANケーブル作成の流れを、動画で補足確認できます。

LANチェッカーの動き方を見る

LEDの流れや親機・子機の接続イメージを先に掴みたい人向けです。

※チェッカーの基本動作と確認手順の参考として使えます。

LANケーブル作成の流れを見る

コネクタ処理の流れを合わせて見ると、結線順の確認ポイントが分かりやすくなります。

※作成手順の補足として、チェッカー確認前のイメージ作りに使えます。

LANチェッカーおすすめ2選

現行記事の商品画像とAmazonリンクを維持して、簡易確認向けと現場使用向けに整理しています。

HIOKI LANケーブルハイテスタ 3665
現場使用向け

HIOKI LANケーブルハイテスタ 3665

現場向け LAN確認 しっかり確認

現場でLANかしめ後の確認や配線順チェックに使いやすいLANチェッカーです。

簡易モデルよりしっかりした確認用として見たい人に候補になります。

LAN施工の頻度がある程度ある人、チェック作業を安定させたい人に向いています。

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まとめ:LANチェッカーは、かしめ後の確認を早くする道具

1〜8の順番を見る

LEDの順番で、配線順ミスや導通不良に気づきやすくなります。

通信品質は別確認

通信速度やノイズ原因の詳細は、LANチェッカーだけでは判断しにくいです。

かしめ後に確認する

LANプラグをかしめたら、チェッカー確認までセットにすると安心です。

異常時は順番を見直す

番号飛びや入れ替わりがある時は、コネクタ処理を見直します。

新人の案内役

新人LANは「かしめて終わり」じゃなくて、チェッカーで確認して終わりなんですね。

先輩の案内役

先輩そう。見た目だけでは判断しにくいから、LEDで順番と導通を見る習慣をつけると安心だよ。

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