CONTROL BASIC / TERMINAL BLOCK

端子台とは?
制御盤で配線を中継する部品の見方

端子台は、制御盤の中で配線を整理し、盤外機器と盤内機器をつなぐための中継部品です。 端子番号・線番・配線先・確認ポイントを、現場で追いやすい形で整理します。

向いている人

  • 制御盤の端子台の役割を知りたい人
  • 図面の端子番号と実物の見方を整理したい人
  • 配線確認やトラブル対応の入口を作りたい人

まだ不要な人

  • まず押しボタンや表示灯の役割が不安な人
  • 端子台メーカーや型式選定だけを先に知りたい人
  • 電気図面を見ずに部品名だけ知りたい人

先に結論

  • 端子台は配線を中継・整理する部品
  • 図面の端子番号と実物の番号を照らし合わせて見る
  • 端子ゆるみ・線番・電圧・導通確認が大事

この記事でわかること

先に結論:端子台は「配線の中継ポイント」

端子台は、制御盤の中で配線を接続・分岐・整理するための部品です。 盤外のセンサー、押しボタン、モーター、表示灯などから来る配線を、盤内のPLC、リレー、電源装置などへつなぐ中継ポイントになります。

現場で配線を追うときは、いきなり機器だけを見るのではなく、端子台の番号や線番を見ながら追うと分かりやすいです。 図面と実物をつなぐ場所として、端子台はかなり重要です。

端子台は「図面」と「実物の配線」をつなぐ入口

図面に書かれた端子番号と、実際の端子台番号を照らし合わせることで、 どの配線がどこへ行っているかを追いやすくなります。

先輩

先輩端子台は、制御盤の中で配線を受けたり、外の機器へつないだりする中継場所だね。

新人

新人端子番号が並んでいるところですね。配線が多くて、どこから見ればいいか迷うことがあります。

先輩

先輩そういう時こそ、図面の端子番号と実物の番号を合わせて見るといいよ。配線の道筋がかなり追いやすくなる。

端子台とは?

端子台とは、電線を接続するための端子が並んだ部品です。 制御盤では、盤外から入ってくる配線と、盤内の機器へ向かう配線を整理して接続するために使われます。

端子台があることで、配線を1か所で整理でき、図面との照合、メンテナンス、交換、増設、トラブル対応がしやすくなります。 盤内の「配線の要」と考えると分かりやすいです。

制御盤の端子台と盤外機器・盤内機器の接続イメージ
端子台は、盤外機器側の配線と制御盤内の機器側の配線をつなぐ中継ポイントです。端子番号を基準にして配線を整理します。

配線を中継する

盤外機器から来た配線を、盤内のPLC・リレー・電源などへつなぎます。

配線を整理する

端子番号や線番を使うことで、配線の行き先を整理しやすくします。

確認しやすくする

電圧測定、導通確認、配線確認の入口として使いやすい場所になります。

交換・増設しやすくする

機器交換や改造時に、配線の切り分けや再接続がしやすくなります。

端子台は、ただの接続部品ではなく「管理する場所」

端子台がきれいに整理されていると、後から見た人でも配線を追いやすくなります。 逆に線番がない、番号が合っていない、渡り線が分かりにくい場合は、トラブル時に時間がかかりやすくなります。

端子番号と配線の見方

端子台を見るときは、端子番号と線番をセットで確認します。 図面に書かれている端子番号と、実物の端子台に付いている番号を照らし合わせることで、配線の行き先を追いやすくなります。

図面の端子番号と実物の端子台番号を照らし合わせるイメージ
図面の端子番号、実物の端子台番号、線番、配線先を照らし合わせて確認します。端子番号だけでなく、線番や行き先も合わせて見ると間違いにくいです。
見るもの 意味 現場での見方
端子番号 端子台の場所を示す番号 図面の番号と実物の番号を照らし合わせます。
線番 電線ごとに付ける識別番号 同じ線番が図面や機器側にも出てくるか確認します。
配線先 その線がどの機器へ行くか PLC入力、リレー、電源、押しボタン、表示灯などを確認します。
渡り線 端子同士をつなぐ短い配線 電源や共通線を分岐している場合があるため、外れやゆるみに注意します。

端子番号だけでなく、線番と行き先まで見る

端子番号が合っていても、線番や配線先が違うと誤配線につながります。 図面、端子番号、線番、実物の配線をセットで確認するのが安全です。

配線を追うときの基本の流れ

端子台まわりの配線を追うときは、いきなり全体を見るより、信号ごとに分けて見ると追いやすいです。 たとえば、押しボタンの入力、表示灯の出力、電源のプラス・マイナスなどを、1本ずつ確認していきます。

1. 図面で端子番号を見る

まず図面上で、見たい信号がどの端子番号に出ているか確認します。

2. 実物の端子台を探す

盤内の端子台で、同じ端子番号の場所を探します。

3. 線番を確認する

端子に入っている電線の線番が、図面や行き先と合っているか確認します。

4. 電圧や導通を見る

必要に応じてテスターで電圧や導通を確認し、信号が来ているかを見ます。

配線確認は「番号を追う作業」

目で見て何となく追うよりも、端子番号と線番を頼りにした方が確実です。 線が多い盤ほど、番号で追う考え方が大切になります。

端子台まわりの確認ポイント

端子台まわりは、接触不良、端子ゆるみ、線番違い、渡り線外れ、誤配線などが起きやすい場所です。 トラブル時だけでなく、点検時にも見ておくと安心です。

端子台まわりの確認ポイント
端子台では、端子のゆるみ、線番、渡り線、電圧、導通などを順番に確認します。見た目だけでなく、必要に応じて測定して確認します。

端子のゆるみ

端子ねじのゆるみは、接触不良や発熱の原因になります。点検時に確認します。

線番の確認

線番が図面と合っているか、消えていないか、見える向きかを確認します。

渡り線の確認

共通電源や信号を渡している線が、外れていないか、入れ間違いがないか確認します。

電圧確認

端子間に必要な電圧が来ているか確認します。測定前後の安全確認も必要です。

導通確認

電源を切った状態で、配線がつながっているか、断線していないかを確認します。

端子の焦げ・変色

発熱や接触不良があると、端子や電線の被覆が変色していることがあります。

トラブル時の見方

端子台まわりのトラブルでは、「信号が入らない」「ランプが点かない」「センサーが反応しない」「電源が来ていない」といった症状が出ます。 そのときは、端子台を境目にして、盤外側と盤内側を分けて見ると原因を切り分けやすいです。

症状 見る場所 確認の考え方
押しボタンが効かない 押しボタン側配線・端子台・PLC入力 ボタン接点、端子台の電圧、PLC入力ランプを順番に確認します。
表示灯が点かない 出力側配線・端子台・表示灯本体 出力が出ているか、端子に電圧が来ているか、ランプ本体が正常かを見ます。
センサー信号が来ない センサー電源・信号線・端子台・PLC入力 電源線、0V、信号線を分けて確認します。
電源が不安定 電源端子・共通端子・渡り線 端子ゆるみ、渡り線外れ、電圧降下を確認します。
先輩

先輩配線が多い時は、端子台を境目にして盤外側と盤内側を分けると、原因を順番に切り分けやすくなるよ。

新人

新人なるほど、先に区切って見れば、どこから確認するか迷いにくくなりますね。

作業するときの注意点

端子台は電源や信号が集まる場所なので、確認や増し締めをする時は安全確認が大切です。 電源が入った状態で測定する場合と、電源を切って導通確認する場合を分けて考えます。

注意点を案内する先輩キャラクター

通電中の端子台作業は特に注意する

通電中に端子台へ触れると、感電や短絡の危険があります。 測定する時は、測定レンジ、テスター棒の当て方、周囲の導電部、保護具を確認してから作業します。

作業 注意点
増し締め 電源を切れる場合は切ってから行い、締めすぎにも注意します。
電圧測定 通電状態で行うため、短絡や感電に注意して測定します。
導通確認 基本的に電源を切った状態で行い、残電圧がないか確認します。
配線変更 元の線番、端子番号、写真、図面を確認してから変更します。
補足する先輩キャラクター

作業前に写真を撮ると戻しやすい

配線変更や交換をする前に、端子台まわりの写真を撮っておくと、元の状態を確認しやすくなります。 線番が見える角度で撮っておくと、復旧時の助けになります。

まとめ:端子台は「配線を追うための基準点」

端子台は、制御盤の中で配線を接続・分岐・整理するための部品です。 盤外機器と盤内機器をつなぐ中継ポイントとして、配線確認やトラブル対応で重要になります。

図面の端子番号、実物の端子台番号、線番、配線先を照らし合わせて見ることで、どの配線がどこへ行っているかを追いやすくなります。 端子番号だけでなく、線番や渡り線も一緒に見るのがポイントです。

トラブル時は、端子台を境目にして盤外側と盤内側を分けて確認すると、原因を切り分けやすくなります。 端子ゆるみ、電圧、導通、配線先を順番に見ることで、落ち着いて確認できます。